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はじめに 目次 授業を始める前に 今こそ授業にブックトークを! 〔環境教育〕ブックトークの手引き一覧 ・ 展開例「森や川や海の自然を大切にしよう」(3年・4年) ・ 展開例「さけが大きくなるまで」(3年・4年) ・展開例「豊かな自然を考えよう」(3年~6年) ・展開例「絶滅動物を考えよう」(4年~6年) ・展開例「美しい地球」(5年・6年) *実践例「豊かな自然を考えよう」(6年) 〔食育〕ブックトークの手引き一覧 ・ 展開例「じょうぶな体をつくろう」(2年) ・ 展開例「育てて食べよう」(2年) ・ 展開例「手作りの食べものを味わおう」(3年・4年) ・ 展開例「やさいのはたらき」(3年・4年) ・展開例「昔からの食品を見直そう」(5年・6年) * 実践例「じょうぶな体をつくろう」(2年) 〔外国語活動〕ブックトークの手引き一覧 ・展開例「世界の国々のあいさつ」(全学年) ・展開例「アルファベットで遊ぼう」(全学年) ・展開例「英語の絵本を楽しもう」(全学年) ・展開例「アメリカとイギリスを知ろう」(4年~6年) 〔算数〕ブックトークの手引き一覧 ・展開例「数を数えてみよう!」(3年~5年) ・展開例「なるほど おおきな数っておもしろい!」(4年) ・展開例「いろんな形で遊んじゃおう」(5年・6年) * 実践例「なるほど おおきな数のしくみって」(4年) 〔生活〕ブックトークの手引き一覧 ・展開例「からだってふしぎだね」(1年) ・ 展開例「たねをまいたり,なえをうえたりして育てよう」(1年) ・ 展開例「お正月っていいな」(1年) ・展開例「生き物の世話をしよう」(2年) ・展開例「秋となかよしになりたいな」(2年) ・展開例「1年生といっしょにあそぼう」(2年) *実践例「からだってふしぎだね」(1年) 〔総合〕ブックトークの手引き一覧 ・展開例「障がいってなに?」(3年) ・展開例「人にやさしく」(4年) ・展開例「地球にやさしく」(4年) ・展開例「たいせつな米」(5年) ・展開例「人々のいろんな暮らしがあるんだな」(6年) *実践例「人々のいろんな暮らしがあるんだな」(6年) 〔国語〕ブックトークの手引き一覧 ・展開例「絵本ってすてき」(1年) ・展開例「ことばあそびは楽しいよ」(2年) ・展開例「ふしぎな海の生き物」(2年) ・展開例「詩っておもしろい」(3年) ・展開例「科学読み物を読もう」(3年) ・展開例「平和について考える」(4年) ・展開例「椋鳩十ってすばらしい」(5年) ・展開例「短歌や俳句はおもしろい」(6年) *実践例「ふしぎな海の生き物」(2年) *実践例「科学読み物を読もう」(3年) 〔社会〕ブックトークの手引き一覧 ・展開例「町に出かけよう」(3年) ・展開例「昔のくらしをさぐろう」(4年) ・展開例「農業のいろいろ」(5年) ・展開例「公害問題って?」(5年) ・展開例「戦争と平和を考えようⅠ」(6年) ・展開例「生活にいきる憲法」(6年) *実践例「昔のくらしをさぐろう」(4年) 〔理科〕ブックトークの手引き一覧 ・展開例「じしゃくであそぼう」(3年) ・展開例「星はロマンチック」(4年) ・展開例「自然ってすごい」(4年) ・展開例「天気ってふしぎ」(5年) ・展開例「地球っておもしろい」(6年) ・展開例「体ってすごい」(6年) *実践例「天気ってふしぎ」(5年) 〔音楽・図工・家庭・保健体育〕ブックトークの手引き一覧 ・展開例「いろいろな紙であそぼう」(1年図工) ・ 展開例「なにができるかな」(3年図工) ・展開例「からだを知ろう」(3年保健体育) ・展開例「音楽ってすてきだよ!」(4年音楽) ・展開例「針と糸となかよくなろう」(5年家庭) ・展開例「正しく病気を知ろう」(5年保健体育) ・展開例「楽しい音楽がいっぱいだ」(5年音楽) ・展開例「食生活を見直そう」(6年家庭) Q&A 1.ブックトークの授業前に準備することは? 2.楽しいブックトークにする工夫は? 3.授業後に必要な工夫は? ブックトークは学級指導でも使えるよ ブックトークの授業をする先生方へ 鈴木喜代春 あとがき 掲載出版社一覧 ■コラム 著作権・ミニ知識(1) 著作権って、なに? 著作権・ミニ知識(2) 学校教育と著作権 本の雑学(1) (2) |
<前書きなど>以前に比べ、「ブックトーク」という言葉はかなり一般的になり、学校図書館や公共図書館という特別な場だけでなく、様々な場所で行われるようになりました。本書は、いろんなブックトークの中で、特に「小学校のクラス担任が授業として行うブックトーク」について提案しています。 今、小学校は、従来の各教科に加えて、総合的な活動・外国語活動・食育教育も行われています。また、調べ学習も学校図書館を利用するだけではなく、インターネットによる情報収集もかなり行われるようになりました。 以前よりも「やることが多くなった」のに十分な学習時間がなかなか確保できず、子どもたちは、授業の中で「自分の考えを主張し、友だちの意見をじっくり聞いたり」「ちょっと立ち止まって考えたり」することがなかなかできません。 授業の中で「なぜだろう?」「どうしてだろう?」と自ら課題を見つけ、それを解決しようとする学習意欲―それが真の学力となり、やがて社会に出ても自らが主体的に生きていく力となると考え、授業のあり方の大事さを痛感しました。 まず、授業が「楽しい」「おもしろい」と感じられ、「やってみたい」「聞いてみたい」「調べてみたい」と、子どもが主体的になれる工夫が大切です。 そのために、学習内容に沿った、教科書以外のたくさんの書物に出合わせることがとても大切だと考えています。そのためのブックトーク(本の紹介)なのです。児童書は、子どもが手に取り、読み、心に残るための工夫がたくさん詰まっています。見た目もきれいで、言葉は簡潔に、子どもの心を動かす児童書がたくさんあるのです。これを使わない手はありません。 今回の改訂新版では、2011年からの教育課程に位置付けられる、外国語活動・食育教育・環境教育をはじめ、前著にはなかった算数のブックトークも試みました。 外国語教育や算数については、学習意欲を高め満足できる授業をするための本は、それほど多くはありませんが、その範囲で指導案を作成し、実践してみました。ややもすると、「注入主義」になりがちなこれらの学習を、様々な本を使って行うことにより、子どもたちが主体的に学習に取り組むことができると考えます。 子どもたちは、紹介された本の中から、自分の欲しい情報を自由に取り込むことができ、学習の喜びや達成感を味わい、次への学習意欲へとつながっていきます。 パソコンや携帯に夢中になっている子どもたちが、ブックトークを取り入れた授業を受けて、本そのものに興味や関心を持ち始めた実例がたくさんあります。「活字を通して理解し、思考し、イメージをふくらませ、本そのものの力によって感動する」ことを子どもたちが体験すること―この積み重ねが、さらなる学習・読書へとつながり、子どもの「生きる力」になるものと考えます。 このように、授業で行うブックトークは、大変有意義なものと考えます。 |