きっかけ:「福島の子供リフレッシュ・キャンプ」にボランティアとして豊中から参加。国立那須甲子青少年自然の家で活動し、所長佐藤氏の作と知り、立ち読みして(売店で)感動。
「かっぱ」をテーマにしたお話や絵本はいっぱいあるし、大したことないやろうとパラパラとめくりビックリ。なんというヒューマニスティックな深いお話。このカッパはおとぎ話のカッパではなく健気に生きている被差別の民衆である。しかも母子家庭。そして、両者の友情と断続。無理解無交流ゆえの差別と被差別。しかし、かっぱ母は被害者として終わることなく、差別者が謝って、お願いに来た時、頑なにならず、我が身をかけて妙薬を作り出す。そのお蔭で人間の子供たちの命は救われる。母ちゃんも、差別をしなかった子どもとその友だちのためなら、という思いもあっただろう。とても良くできたお話だ。「つくり話」っぽさがない。人間と人間社会の真実の姿を描いている。原作者の器量とハートに乾杯!いいぞ!佐藤修ちゃん!(大阪府豊中市 60歳 女 中学校教員)
最初に開いたページがかんきちが動かなくなったところだったので、この本が読めるかどうか手を止めました。しかし、読むことに決め読み進めると、感動の一言。命の大事さをしみじみと考えさせてくれる本でした。遠野にもかっぱの昔話がありますが、わが町高畠にもあります。本当にかっぱが存在したような気持ちになります。塙町にいつか行ってみたいと思います。(山形県東置賜郡 54歳 女 教員)
なんて心にシンと響く絵本なのでしょう! 友人や甥っ子たちにプレゼントした
いと思います。素敵な絵本を届けてくださり、ありがとうございました。
老人施設に行ったり、コーラスの集まりのとき、皆様に紹介しました。出版社をお訪ねの方もありましたから、きっとお孫さんに読ませたいと思われたのでしょう。
今、この時代に忘れてはいけいない、大切なこと(一番)が語られています。一人でも多くの人に手にしてもらえるといいですね。
(ソプラノ歌手&コーラス指導の先生 61歳)
『かっぱのすりばち』は、生や死を超えた、人を思いやる気持ちが溢れる絵本ですね。
(保育園父母)
良いお話で、絵がすばらしく、これは孫たちの保育所に買って寄付しようと思います。
(62歳 女性)
『かっぱのすりばち』は、深く静かにちらちらと心のひだに降り積もる絵本ですね。育児サークルの仲間や友人に紹介させていただいています。
(大学非常勤講師)
昔話の採録ですが、ほのぼのとした温かみのあるお話であると同時に、助け合って生きることの大切さを教えてくれます。
(60代 詩人)
本当にすばらしい絵本ができましたね。読んでいて涙が止まりませんでした。文にほのぼのとしたあたたかさを感じました。
(50代 語り手)
かなしくもあたたかい絵本、手にしてとても感動しました。言葉も絵も色も、心に伝わってきます。宝物になりました。
お話のろうそくで子どもたちに、絵本のできるまでのことを話して、読み聞かせをしました。みんな目をうるうるさせて、静かにきいていましたよ。
(保育園 園長)
児童館や友人に勧めて、一声社に絵本を5冊注文しました。絵と文がひとつのお話をそれぞれで語っているみたいで、すごくすてきな絵本でした。
(60代女性 詩人)
言葉のリズムが美しく、緑と青の色の深さがとっても素敵ですね。息子のRも絵本が大好きなので、一緒に楽しめる日が待ち遠しいです。
(臨床心理士 30代 母親)
ほぎれのいい文、そして絵も表情や思いが深く表現されており、専門家にかかるとこんなにもお話が生きてくるのかとうれしくなりました。
何とも言えない、心打たれる素敵なお話、心にジーンとしみこむものがありました。『かっぱのすりばち』の地を訪れてみたい、トヨばあちゃんの語りを生できいてみたい・・・思いが一層ふくらむ絵本でした。子どものように、その情景が浮かび、空想の世界が広がってきました。そして、なんだか読み終わると涙がでてきました。
(保育所 所長 50代女性)
心にしみるやさしくて悲しいお話で、そのあとしばらく出会う子すべての命がきらめき、河童の子を思って、胸がきゅんと苦しくなりました。これはきっと、幼い子どもでも大人でも、きっと同じ気持ちになるのでしょうね。息子の小学校の「読み聞かせの会」で是非、読ませていただきたいと思います。純粋な子どもの心に届けたい!と思わずにはいられない絵本です。
(40代 保育士)
素晴らしい絵本ですね。かわいそうなお話ですが、大切なことをたくさん教えてもらいました。
(60代 女性コーラス指導者)
『かっぱのすりばち』とてもよいお話ですね。かっぱのお母さんがとても存在感があります。 表情がとても好感が持てます。
「かっぱのかあちゃんは かんきちとこいったよ」
「かんのんさまと いっしょにいったんだよ」
この言葉も好きです。急遽されたご主人の泰行さんも観音様と一緒に行ったと感じられる言葉です。そして、その場面の絵は、廣田家、家族の図だと思いました。ほら、お父さんの左手がお母さんの肩を抱いています。この絵はまさに貴女と泰行さんが育ててきた家族そのものです。
(元 保育園園長)
素晴らしい贈り物!ありがとうございます。昔、過ごした福井の田舎の川が心の中いっぱいに思い出されてきました。かっぱの子の命が読み終えた後もドキンドキンと伝わってきます。
かっぱの母親の気高さ!人間が失ってしまったものですね。美しくて力強くて清らかで愛らしくて!作者の廣田さんの人柄が丸ごと注がれている。廣田さんの声が聞こえてくるようです。
「お~い、川にこいよ~自然を忘れるなよ」
「お~い、おいらと泳ごう!」
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