『紙芝居―演じ方のコツと基礎理論のテキスト』 『おすすめ紙芝居400冊~こんな時はこの紙芝居』

紙芝居入門書
おすすめ紙芝居~こんな時はこの紙芝居を~

『おすすめ紙芝居400冊~こんな時はこの紙芝居を』
子どもの文化研究所 編
A5判上製
ISBN978-4-87077-227-4
定価2000円+税

日本図書館協会選定図書

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『おすすめ紙芝居~こんな時はこの紙芝居を~ 』
紙芝居の使いどころがわかる
~ジャンルと活用別索引
行事や季節、赤ちゃん向きや高齢者向け、笑い話や怪談、平和と人権などなど

*カラー画像つき紙芝居紹介
作品解説、脚本家・画家・出版社・初版年、枚数と実演時間などの書誌情報

*巻末索引ー脚本家別・画家別・原作者別
『おすすめ紙芝居~こんな時はこの紙芝居を~ 』




★著者紹介
子どもの文化研究所

*子どもの文化と保育・教育にかかわる様々な分野の人が集まり交流し、創造と研究にチャレンジしている。
『子どもの文化学校』で保育・幼児教育・子育てに携わる人に、スキルアップ研修の場を提供している。
月刊誌『子どもの文化』を発行。子ども・文化・保育・教育・社会等の情報を提供し、交流している。

 → 詳しくはこちらのサイトをご覧ください
おすすめポイント

「どんな紙芝居があるの? どれをえらんだらいいのかしら?」
 そういう声は結構聴きます。でも、手に取れる紹介リストは、童心社や教育画劇の自社のリストが多く、悩みは尽きません・・・。
 本リストの特徴の第一は、出版社が多様だ、という点です。
 10社もの出版社から選定しています(童心社・教育画劇・すずき出版・フレーベル館・汐文社・埼玉福祉会・雲母書房・かみありづき・大空社・神奈川県)。
 紙芝居の出版にもニューウェーブがあります。雲母書房は、高齢者向けの紙芝居を次々出版している出版社。高齢者の方々は、ご自分が子どもの頃に街頭紙芝居に熱狂した世代ですし、高齢者施設での需要も多いのです。神奈川県? そうです、地方自治体が紙芝居を出版しています(神奈川県に関わる史実にもとづくもの)。ヤマト政権とは違う、地元出雲の神話をシリーズで出版した「かみありづき」の紙芝居も興味深いですね。

 本リストの第2の特徴は、個人の趣味ではなく、集団で検討して選んでいること。また、38名もの編集員は全てベテラン実演家で、子どもたちに演じてみて、子どもの反応を基に選んでいるという点です。
個人の趣味で選ぶと、その趣味に合えばよいが、そうでなければ役に立たないことも多い。本書は、「推薦紙芝居」を持ち寄り、みんなで検討した結果、ジャンル・作者などが多種多様で、どなたが見てもなにかしら「お気に入りの作品」が見つかるようになっています。
また、大学教授や研究者ではなく、実演家が選んでいる点が素晴らしい。観客である子どもの反応が反映されているリストは、滅多にありません。

 本リストの第3の特徴は、「使える」リストだ、という点です。
使えるポイントの第1は、紙芝居紹介そのものの内容。あらすじと、演じる際の注意ポイントを明記。枚数と実演目安時間を付記しているところが、実演家達が作ったリストならでは。お話会のプログラムを作る際にも、全体の時間と紙芝居に使える時間を考えながら、作成できます。
使えるポイントの第2は、索引です。特に、「ジャンルと活用別」索引は、「大変役立つ」と早くも大好評。子どもの気分や感情、季節や行事に合わせて、また笑い話・怪談・元気になる話を選んだり、食育・基本的生活習慣・防災と安全など園や学校の教育に使える作品を、一目で選ぶことができます。小学校・特別支援学校の授業で習う、宮沢賢治やグリムなど、名作と言われる文学作品が原作の作品も掲載しています。
本リストの第4の特徴は、紙芝居作家18名の描き下ろしエッセイです。それぞれの方が子どもの頃、紙芝居と出会った思い出。紙芝居への愛。創作の苦労。などなど、紙芝居作品や紙芝居そのものをより深く知る助けとなるでしょう。もちろん、読み物としても面白く、文章量も短いので、家事・仕事の合間や通勤時間などに少しずつ読むことができます。

 本リストは、「おすすめ400冊」というタイトルながら、実際は450冊程度紹介しています。懐かしい紙芝居、好きな作家の紙芝居、観たこともない紙芝居、いろいろあります。作品紹介を読んでいくだけで楽しいのです。きっと、あなたのお気に入り紙芝が見つかることでしょう。
紙芝居は、図書館で借りることができます(もちろん、書店さんで購入できます)。お近くの図書館になくても、他の図書館から取り寄せてくれます。司書さんにご相談なさってください。
紙芝居が、保育園・幼稚園、小学校・特別支援学校、学童保育・児童館、子ども文庫・お話会などで、ますます広がって行くよう、心から願っています。新しい作家さんたちが次々に誕生することも願っています。
本書がその一助になれば幸いです。








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