こどもたちの夢を育てる 一声社
いっせいしゃ
ヨネやんのえらいこっちゃで〜
楽しいバックナンバーも、お時間がありましたらぜひどうぞ。
このページの一番下に主な記事の見出しがありますので、
興味のあるものからお読みください。


2008.05.12
先月のことになりますが、懇意にさせていただいている書店さん「トロル」さん (東京都東村山市 >>ホームページへが、テレビの「ちいさんぽ」に登場しました。(俳優の地井武男さんが、ちょっとした旅をしてそこのお店などを紹介する番組)

放映日を教えていただいていたのですが、何せ平日の日中なので、「録画しておいて、夜観よう!」ということに。そこからが、大騒動の始まり・・・。
ビデオデッキが壊れていたのです(未だに、ビデオデッキだったのですが)。何せ、結婚祝いにいただいた15年ものビンテージ。そら、寿命ですやろ。天寿をまっとうされましたな、とデッキを買いに電器屋へ。ところが、VHSビデオデッキの時代は遥か昔に終わっていて、DVDの時代が私の知らない間に通り過ぎ、いまやブルーレイの時代・・・。電器屋のお兄さんが親切に勧めてくれるものの、思い立ってすぐには買わない主義! 「ありがとう、また考えとくワ」と帰宅。

でも、録画できない状況には一向に変化がない。どないしよ。相談の結果、連れ合いのお姉さんにお願いすることに。快く引き受けてくれて(奇しくも、この方がVHSビデオデッキをプレゼントしてくれたのでした)、ほっと一安心。
その日の夜を楽しみにしておいたところ、ここでまたまた重大事態が!
「予行演習までして録画をセットしたのに、撮れてなかった・・・」のメールが・・・。
「いろいろあって、観る事ができませんでした」とトロルさんに報告したところ、 「録画したものがあるから」と送っていただくことに。あ〜、ありがたい。

そんなこんなで、ようやく観る事ができました。(ちなみに、ブルーレイには未だに手をつけず、お義姉さんから、使っていない綺麗なデッキを譲り受けました)

さて、番組の感想は、またのお楽しみ〜。

上野の森親子フェスタ 2008.05.11
今年の上野の森親子フェスタは、雨にたたられました(その前後は、天気が良いだけにちょっと腹立たしい)。
初日の3日は、藤田浩子さんの講演会。こっちは屋内なので中止にはならないと思ったものの、午後から広場のテントで「お話会」&一声社ブースでサイン会の予定だったので、空を見上げてやきもき。午前中で雨がやむ、との天気予報にすがって、ひたすら待ちましたが、とうとうお昼前に「今日は中止!」との宣言が・・・。開店を待つお客さんが待っているし、午後からやむと言うし、JPICの皆さんもぎりぎりまで悩んでおられましたが、とうとう決断のときが来ました。 ああ、無情(レ・ミゼラブル)。


藤田さんの講演会は、すごい熱気でした。
270人の定員のところに、900人近くの人が申し込まれたのですから・・・。「すぐに申し込んだけど、抽選にはずれた」という方もいて、そういう方は午後からのお話会を楽しみにしておられたようなのですが、しかたありません・・・。「売り場がすごい人で、近寄れなくて、買えなかった」という方もおられました。申し訳ありませんでした。

藤田さんの講演後のお店の様子、サイン会の様子などご覧ください。
サイン会は 整理券を配っていただいたお陰で、混乱無くすすみましたが、「順番を待つ人が、 まだこれだけいらっしゃるのかあ〜」という人気でした。


一声社のブース、一声社のお手伝いに来てくれたかわいい助っ人(しーちゃんと あーちゃん)、販売風景などをご覧ください。
かわいい助っ人たちは、「おもしろいもの、売ってるよ〜」「いま買わないと損だよ〜」と声を出してくれたり、小道具セット4の「レストラン」を、「これね〜」 と説明してくれたり、彼女達のお母さんも「レストランはおもしろい!」とすっかり気に入ってくれて、「これね、おもしろいんですよ!」とどんどん声をかけてくれました。

藤田浩子のおはなしの小道具セット4
「レストラン」
(小道具セット4)



3日目も雨が降り出して、途中で店じまいになるなど、最後まで天気にたたられたフェスタでしたが、みなさん、本当にお世話になりました。

今日の格言「泣く子と 天気には 勝てん」

追伸 上野の森親子フェスタでは、『おはなしの小道具セット1・2・3・4』『ほしい』が大人気! 「みんな、これ持ってますねえ」と言いながら、見に来るお客様も。特に、小道具セット4は、大ブレイクでした。ありがとうございます。
藤田浩子のおはなしの小道具セット2
「いないいないばあ」
(小道具セット1)
藤田浩子のおはなしの小道具セット2
「いないいないばあ」
(小道具セット2)
藤田浩子のおはなしの小道具セット3
「くるくる変わり絵」
(小道具セット3)
藤田浩子のおはなしの小道具セット4
「りす」
(小道具セット4)
のびる絵本「ほしい」
のびる絵本「ほしい」

2008.05.1
遅ればせながら、鹿児島の写真をどうぞ。
仙巌園から見た桜島です。

鹿児島1日目、観光タクシーで維新ふるさと館へ。西郷隆盛・大久保利通・大山巌らが加治屋町という小さな町の出身で、年上のものが年下のものの教育を担い、 人付き合いのルール・武道・学問を伝える「郷中教育」で成長したことを再確認しました。



2008.04.23
ついに鹿児島の地を踏みました! 噴煙たなびく桜島をながめつつ・・・。
ホテルのエレベーターには、なんと次のような記事が。「イルカ現る! ホテルの部屋からイルカが見える!」。「えっ!イルカがいるか?」と部屋の窓から眺めてみても、見えるのは波ばかり。残念でした。

従姉妹の結婚式に出席するための鹿児島入りだったのですが、その話はあとにして、せっかくの機会ですので、日ごろお世話になっている書店さんを訪問しました。もっとも、帰りの飛行機の時間もあり。鹿児島市内の2店しか訪問できませんでした。鹿児島のほかの書店の皆様、申し訳ございません。なお、あまりに急
いで訪問したために、せっかくデジカメを持っていたのに、写真を撮ってくるのを忘れました。ご了承ください。(デジカメは、結婚式を撮影するために持って行ったのですが・・・)



1店目は、ブックシャトーえほんばこ
鹿児島大学法学部の前にあって、目を引く看板のお陰ですぐに見つかりました。店内に入ると、絵本がいっぱい、パペットたちもたくさん、なんと言っても読み物関係(ヤングアダルト向けとか)が豊富でした。児童書の読み物は、値段の割りに背が厚く幅を取るので、限られた棚の中で品揃えするのはなかなかご苦労が多いと思います。
ブックシャトーえほんばこさんは、藤田浩子さんのお話会を毎年開いておられ、うちの本をたくさん揃えていただいてます(今年の秋も藤田浩子さんのお話会が行われます!)。



2店目は、ジュンク堂書店鹿児島店。
天文館通のにぎやかな通りに面していて、お伺いしたのがお客さんが多い時間帯でしかも担当の方がレジに入っておられたので、もう帰ろうかなと思ったのですが、ご親切に案内していただいた方が代わりにレジに入ってくださり、お話ができました。お忙しいところ本当に申し訳ありませんでした! 
ジュンク堂さんは、神戸からあちこちに展開された専門書充実の書店さん。うちも古くからのお付き合いです。図書館のような高い棚に、本がいっぱい。壮観です。




えほんばこさんからジュンク堂書店さんに移動するのに、タクシーを使いました。
交通機関が良くわからず、えほんばこさん前のバス停で時刻表を見ると、ほとんど走っていないような・・・。ちょうどタクシーが来たので、早速乗り込んだところ、それはそれはまあ、お話好きの方でした。
道路特定財源のことから、後期高齢者医療制度のことから、防衛省の前事務次官のことから、まあ、お話しするわするわ、とても楽しい時間でした。
「私らみたいに、こうして走って少しずつ稼いでいる人間にとっては、腹立たしいことが多いですねえ。年寄りいじめの制度で、年金から天引きするなんて、たまらんですねえ。政治家からどんどん天引きしてやったらええですよ」 いちいち、「うんうん、そらそうですわ、腹立ちますねえ」と、合いの手を入れつつうなずきつつ、お話をお伺いし、ジュンク堂書店さん前で、元気よく手を振ってお別れしました。
どうぞ、事故に気をつけて、 いつまでもお元気で!




前日からホテルに宿泊し、万全の準備で乗り込んだはずの結婚式
当日の朝、思わぬ事態が! さあ、着替えようとしたところ、カッターシャツがないことに気づいたのです!
「カッターがなかった!」と連れ合いに報告。ネクタイやら靴やらハンカチやらに神経を集中しすぎたのです!
さあ、これは困った。

ホテルが鹿児島市内の中心部なら、お店もたくさんあるのですが、私が宿泊したのは海のそば。周りに見えるのは、桟橋やら、結婚式場やら、倉庫やら・・・。あ〜、なんという事態。
さっそくフロントに行き「カッターシャツを売っている店が近くにないですか?」
と聞いたところ、「ジャングルパークなら、たしか洋服の○○がありました」
電話番号を調べてかけてみると、開店は10時とのこと。
「結婚式は11時半からやから、ナントカ間に合うやろ」と。
妹や母は着付けがあるので、8時半に式場に向うのを見送りつつ10時前まで待機。10時15分前に、タクシーを使ってお店に、車だと案外近くて、到着は10時8分前。開店前か!でも中に人が!! 
「すみません、開店前なんですけど、カッターシャツ売ってもらえませんか?」「ああ、どうぞどうぞ」
と親切にお店に入れてもらい、たった一人の客として恥ずかしさもあり小さくなりながら(もともと身体は小さいのですが)、「すみませんついでに、買うたものをそのまま来て行きたいんですわ」
試着室から、レジに直行、そのまま待機しているタクシーに乗り込み、式場へ!お世話になりました!

「どこ行っとたん?」と従姉妹に言われ、「一大事やったんや」と説明しつつ、
「まあ、なんとかなるもんや」と。「終わりよければすべてよし」。いやいや、結婚式に「終わり」は不吉。
「なせばなるなさねばならぬ何事も」と、上杉鷹山の心境にはほど遠い、鹿児島での顛末、一巻の終わり。
(終わりは禁句の結婚式にて綴る)


2008.04.16
伝承(?)遊びというと、みなさんはどんな遊びをしてこられましたか?
私らは、まずパッチン(メンコ)ダッチョ、それに陣地取りドロケン(泥棒と刑事)凧揚げなどでしょうか? 草野球も毎日していましたが、ついにこれも「伝承」遊びになってしまったかもしれませんね。
「昭和時代の子ども達」などといわれ、昔の暮らしや遊びを懐かしむ風潮があります。それにいちいち目くじらを立てる必要もないのでしょうが、「懐かしむだけでええの?」という思いです。僕らは、子ども集団があった最後くらいの世代 (地域によってかなり時代差があると思います)ではないでしょうか? 
つまり、 僕らが子ども集団を作らなかった世代ではないのかと思うのです。

僕らのリーダーは、今から考えてもそれはそれは人格者でした。
小学校に上がる前からそのグループに所属していたので(先に小学校に上がった兄のお陰)、みんなについていけへん小さな僕らを、やさしく上手に遊ばせてくれました。遊びはすべてその兄ちゃんや、ほかの先輩から教わったのです。集団のルールも。
ちなみに、ぼくらが「兄ちゃん」と呼んでいたのはその人だけで、先輩でも何でも「○○君」と君付けで呼んで、減らず口をたたいていました。地域性なのでしょうか?大学時代に同じ地方の後輩が「先輩を○○君ってよんだら、生意気やと怒られました。そういう風に呼びますよねぇ」と深刻に悩んで話しかけてきたことがあります。

子どもが子どもの世界を作って、ケンカしたり教えあったり、ルールを学んだり、 ・・・そんなことができなくなって、大人が全部決めてしまう。遊びにまで、大人がいつでもどこでも顔を出す、それで良いのでしょうか?

少なくとも私たちが目指す本は、きっかけは大人が作るけれども、子ども自身が発展させていけるような遊び、を目指しています。
「子どもは、本来遊びたいやろ。さあ、あそべ」と言うても現状に合わんなぁ、 と実感したのは、身近な子どもが「今日はヒマだし、何したらいいの?」と聞いてきたときでした。子どものころ、大人に「何してあそんだらええの?」と聞いたことも無ければ、そもそも大人と遊んだことががまずない。1人なら1人で、2人なら2人で、3人やったら3人で、その時々にいろんなことを決めてあそんでいたので、子どもから「何したらいいの?」と聞かれたときは、ちょっとショックでした。でも、きっかけさえできれば、あそびの面白さがわかれば、大人が評価したりせんかったら、遊べますね。

大人は、そういう黒子にならなアカンのではないかと思うのです。
「オレが俺が」と何でも目立たんと気がすまんような大人が少なくないなあ、と思う今日この頃です。

2008.04
新しい本の取材のために、滋賀県大津市に行ってきました。 新しい本の取材のために、滋賀県大津市に行ってきました。
お手玉・まりつき・ゴムひもあそびの実演を撮影したのですが、みなさん本当に楽しそうでお上手でした。

大津の学童保育に伝承遊びを広げてきた田中邦子さん
京都の郊外で生まれ育ち、話し方もおっとりしておられますが、あそびの指導をするときはにこやかでかつ厳しい。「適当でええよ」というレベルなら、おもしろくもなんともないのやと思います。やっぱり、「もっと上手になりたい」「○○君には負けたくない」というものがないと、すぐに飽きてしまうでしょう。
伝承遊びは、その点、奥が深くて、行けども行けどもキリがない、ということを実感しました。誰でもすぐに始められるし、どのレベルでも楽しいけど、どこまででも行ける、そんな遊びですね。クリアしたから次のゲームを買って!という遊びではないんですね。

田中邦子さんは、もちろん子どものころ夢中であそんだ方です。それを子どもたちに伝えるにあたって、まりつきの型を順序良く練習用に整理したり、リズムゴムとびの型を子ども達と考えたり、遊びを伝えるとともに、考案してこられた方です。それらの遊びが、ずっと伝えられて来ているのですから、人の組織と遊びの合理性に秘訣があったのでしょう。

東京都心では散ってしまった桜がちょうど満開で、琵琶湖もあるし、とっても良い季節だったのですが、桜を見る余裕もなく、東京へと帰ってきました。「桜見ごろ」という日程のおかげで、桜も見いひんのに「割高の日」に設定されているわ、宿が満室やわ、でえらい目にあいました。「こっちは、花見ちゃうっちゅうねん!」と思いましたが、まあ、しゃあないですねえ。新幹線が高すぎると思うんですけど。

田中邦子さんのこの本は、6月頃出版予定です。乞うご期待!

2008.03.15
社長のヨネやんのお話会!】 3月15日(土) ジュンク堂書店池袋本店8F児童書売り場 3月15日、ホワイトデーの翌日(今日のお話には何の関係もありません)、東京 ・池袋のジュンク堂書店池袋店で、おはなし会をしてきました。

お店に入ると、早速アナウンスが聞こえてきました。
「お客様に催し物の御案内を致します。本日、午後3時半から、8階児童書売り場で一声社さんによるおはなし会を開催いたします。参加費は無料です。どうぞご参加ください」
なんやら、えらい先生でも来るんちゃうかいな、と勘違いされへんかなぁ、と少々不安に。
児童書ご担当の市川さんとは、顔なじみ。「よろしくお願いしま〜す」とお互いにごあいさつし、いよいよ本番です。

双子の女の子をはじめ、お母さんに連れられた子どもたちが座って、じっとこっちを見ています。
「このおっちゃん誰やろ?」という不安なまなざし・・・。

「ひらいて閉じて」でまず手遊びをした後、自己紹介ぱたぱた(うちのパートナーお手製)で、自己紹介。
お母さんたちは「お〜っ」と驚きの声。でも、小さな子どもたちは「ぽか〜ん」
そうか、まだ字が読めへんのやなあ、ちょっと早かったかぁ。

子どもたちに一番うけたのは、くるくる変わり絵(おはなしの小道具セット3)
何度も繰り返すのと、だんだんスピードアップしたのがおもしろかったようです。
不思議な手品・レストラン(小道具セット4)は、お母さんたちにお手伝いしてもらい、どのメニューを選んだか、他の参加者にも分かるようにしてもらいました。
お母さんたちは、「どうしてわかるんだろうね」と不思議な様子。
でも、小さな子どもたちは、やっぱり無言。むむむむ、やっぱり難しかったかいなぁ。
お別れに手遊び「きつねの体操」(きいてきいておはなし会)。親子一緒に、楽しんでもらいました。
藤田浩子のおはなしの小道具セット3
「くるくる変わり絵」
(小道具セット3)
藤田浩子のおはなしの小道具セット4
「レストラン」
(小道具セット4)
おはなしおばさんシリーズ
きいてきいておはなし会

双子の子どもたちは、いつもおはなし会に参加してくれる常連さんやそうで、
「最初は恥ずかしがってたんですけど、だんだん反応がよくなってきました」とお母さん。
楽しいひと時を過ごしてくれたかな?

ジュンク堂書店の市川さんからは、「持ち芸が増えましたね」と突っ込みを入れられ、ねぎらいと感謝のお言葉が。こちらこそ、ありがとうございました。



話は前後しますが、3月8日に大阪の上本町にある国際交流センターで、全国保育士交流会が開かれ、トロルさんの販売お手伝いをしました。ここでも、おはなしの小道具セットを実演販売。

調子に乗って演じていたら「なあなあ、これめっちゃおもいろいで。手分けして買うとこ!」と若い保育士さん。中には、小道具セット1〜4「ほしい」をまとめてちょうだい! と全部購入していただいた方も少なくありません。深く深く感謝です。
藤田浩子のおはなしの小道具セット2
「いないいないばあ」
(小道具セット1)
藤田浩子のおはなしの小道具セット2
「いないいないばあ」
(小道具セット2)
藤田浩子のおはなしの小道具セット4
「りす」
(小道具セット4)
藤田浩子のおはなしの小道具セット3
「くるくる変わり絵」
(小道具セット3)
のびる絵本「ほしい」
のびる絵本「ほしい」

藤田浩子のおはなしの小道具セット4
「レストラン」
(小道具セット4)
たまたま、別の用事で会場にきていた地元のおばあちゃんとお孫さん(小学校 3年生くらい)に、レストラン(小道具セット4)を見せたら、「これ、おもしろい!」とお土産がわりに買っていってくれました。
毎度あり〜! 
いえ、別に子どもをだまくらかして、買わせたわけとちゃいますよ〜! 


そういえば、小学生の頃、学校近くの公園とかに、型抜きとかのあやしいおっちゃんが来ていて、子どもから少しずつお小遣いを出させていたんですけどね。今から考えると、子どもの少ない小遣いを少しずつ巻き上げてたおっちゃんは、今の子どもを食い物にする連中(しかもきれいごとを並べてたてて、大規模に)に比べたら、 かわいいもんやったですね。
僕らは、親や教師から型抜きは禁止されてましたから、したいけど出来ひん、 してる子らがうらやましいだけに腹が立つ、みたいな感じでしたね。
でも、子ども心におかしいと思うてたんは、たこ焼きの屋台のおっちゃんですわ。僕らのところは、おじいちゃんが屋台を引いて、たこ焼きを売りに来てたんです。ちゃんと舟に乗っけて出してくれんですけど、値段は4個の奴が20円で、 10個が50円。いや、そもそも50円の奴は8個くらいしか入ってなかったような気もするけど、いくらなんでもそれはなかったでしょう。そこまでやったら、親も黙ってないですしね。

話しは元に戻って、何がおかしい、ちゅう話。
お小遣いは少ないから、いつも20円持って兄貴と買いに行くんですけど、たまに「20円のは売り切れた。50円のしかない」と言われるんです、おじいちゃんに。「そうか、20円のはないんか。 どないしょ!」と兄貴とお金出しおうて、それでも足りひんからあわてて家にとんで帰って、「お金たりひん!」いうて出してもらうんです。
そこがおかしい。何がおかしいって、逆やったらわかるんです。10個はもう焼かれへんから、20円の4個にしときや、ちゅう話やったらですね。ところが、4個 は売り切れで、10個はある、ちゅう世にも不思議な話ですね。
今となったら、楽しい思い出ですね。ところで、あの当時おじいちゃんやと思うてた人が、案外今の自分と同じくらいの歳やったりして、・・・、これは怖い話ですねぇ。

2008.02.23
社長のヨネやんが、横浜の書店でお話会!】 2月23日(土)
藤田浩子さんの『おはなしの小道具セット』『のびる絵本 ほしい』などを使って、子ども達やお母さんたちを前に、お話会を行いました。
[日付]2月23日(土)
[時間]1回目:午後2時〜2時45分
2回目:午後3時半〜4時15分
[場所]TSUTAYA 横浜みなとみらい店
 横浜市西区みなとみらい4-7-1 ミッドスクウェア1F みなとみらい線・みなとみらい駅下車すぐ

TSUTAYA横浜みなとみらい店でおはなし会をしてきましたで〜

ものすごい強風の2月23日、行ってきました! 
みなとみらいへ! 
風がスゴイの何の、前に進めないほどの強さで、チャップリンの映画を観ているよう(帰りは電車がストップして、一苦労。でも、富山では高波で亡くなられた方も・・・。
電車が動かないくらいでオロオロしてはいけませんね)。

強風の影響で御来店の方がそれほど多くなかったのですが、時間になると親子連れが次々に。
見物の方の中に、セイン・カミュさん似のお父さんと子どもたち。
むむむ・・・、日本語が分かるんやろか? という心配をよそに、一通り終わった後
「さっきの手品は、何と言うタイトルですか? いつもここでやってらっしゃいますか?」
と日本語ペラペラ(しかも、敬語の使い方がスゴイ。日本人もビックリ)。
若いお母さんからも 
「今度は、いつなさいますか?」
と聞かれ、ちょっとドキマギ。


演目は、「いないいないばあ」(小道具セット2) 「自己紹介パタパタ」(こっちむいておはなしおもちゃ) から入って、「りす」(小道具セット4) 「くるくる変わり絵」(小道具セット3)など。 最後に、「ふしぎな家」(続おはなしおばさんの小道具)をみんなで作って、楽しいひと時でした。

藤田浩子のおはなしの小道具セット2
「いないいないばあ」
(小道具セット2)
おはなしおばさんシリーズ
こっちむいておはなしおもちゃ
藤田浩子のおはなしの小道具セット4
「りす」
(小道具セット4)
藤田浩子のおはなしの小道具セット3
「くるくる変わり絵」
(小道具セット3)
続おはなしおばさんの小道具
続おはなしおばさんの小道具


なんと、その日、2回目のおはなし会も。
これは、時間になったらすぐはじめたので、最初の観客はその場で絵本を読んでいた小さな女の子3人組だけ。でも、その子たちを相手にお話を始めると、7〜8組の親子連れが次々に集まってきました。 おはなし会が終わっても、最初の3人組はそこを動かないので、かみつき蛇カラスの親子(続おはなしおばさん)で、一緒に「キャーキャー」いいながら遊んびました。
早くもコアなファンがついたんか? と思いきや、「また、遊ぼうねぇ」 と。
同じレベルやと思われたみたいですな。


【今度のおはなし会の予定】

ジュンク堂書店 池袋本店8F 児童書売り場 
[日時] 3月15日(土) 3時半〜4時まで

ほならまた、池袋でお会いしましょ!
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