こどもたちの夢を育てる 一声社 |
楽しいバックナンバーも、お時間がありましたらぜひどうぞ。 このページの一番下に主な記事の見出しがありますので、 興味のあるものからお読みください。 |
2009.4.7 |
赤福の君、と私が勝手にお呼びしている方のお話を当サイトにてしましたところ、 そうなんです。かのおばあ様のお名前(苗字だけ)はしっかりと覚えていますし、 家の感じも何となく覚えているのですが、おばあ様の口調を書こうとすると、東京の方のようになってしまうのです。 おそらく、ついぞ聞いたことのない丁寧なお話のされ方だったので、頭の中の記憶がすっかり「標準語」に切り替わっているのでしょう。 「記憶」というのは、かくも曖昧なもの。夢夢、油断召されるな。 |
2009.3.28 |
奈良で、おばあ様のお話を伺っていたよ、パート3 食事のすぐ後なのに、伊勢の赤福を2こも食って、小さな胃袋が悲鳴をあげている、20代後半のわたし・・・。 「何を、若い人が! 3つだけなんて! 遠慮なんかしなさんな」 人生訓としてなら、おばあ様のお言葉は大変ありがたい。 おもむろに、赤福を2こ口に入れ、あいかわらず硬いお餅を必死に噛み下し、ずしりとしたあんこをのどに詰まらせながらも、無事飲み込んだのであった。 すでに限界は遠に過ぎている。気のせいか、足の痺れは感じなくなっていた。 しかし、お腹はもうアカン!これ以上長居すると、胃の内容物が逆流する恐れ大! 逃げるように立ち去ろうとした時、すってんころり! 「あらあら、大丈夫? 若い方は、だらしないわね。あれくらいの正座で」 ちくしょう!っと、おもむろに立ち上がり、にっこり笑って 「今度は、お団子にしましょう! お団子なら、もっと食べていただけるわね」 ・・・・・・・・ 後日、またまたちょっと干からびたお団子を山ほど食べさせていただいたのは、言うまでもない。 (赤福には罪はないけど、お腹はもうアカンの巻 これにて完!) |
2009.3.27 |
奈良で、おばあ様のお話を伺っていたよ、パート2 おばあ様の客間に上がりこみ、じっとお話を聞いていた20代後半の私。 脂汗をたらしつつ、意識が遠のくのを感じながら、「いっそ、楽になりたい」― ・・・甘いものは好きなれど、猛烈な足の痺れと、かしこまって聞いているために起こる全身の硬直に、耐え切れない・・・・ 「さあ、これをお食べなさい」 「ありがとうございます。でも、ご飯を食べたばかりなので・・・」 「何を、若い人が! 1つだけなんて! 遠慮なんかしなさんな」 さあ、さあ、さあ! と迫り来るおばあ様のお勧めに抗しきれず、ついに折れるわたしの薄弱な意志。 「ほんま、おいしかったです。ありがとうございました。 んぐぐぐ〜。まだ、食べろ、と? またまた、明日に続く! |
2009.3.26 |
あるおばあ様に、何やら妙に気に入っていただいたて、ちょっと四苦八苦したこがありました。 あれは、20代後半の頃やろね。 「まあまあ、あがりなさい」 「わたしはね・・・」 明日に続く!
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2009.3.24 |
ダイヤ乱れの続き。 最寄のバス停の時刻表も、むちゃくちゃなんですよ。いつも遅れてるんです。 それで、私なんぞはいつも思うんですが・・・。 ここいらの方は、辛抱強いのか、文句も言わずに並んでます。 まだまだ修行がタリンとはおもうけれど、怒らなアカンときもありますわな。 |
2009.3.23. |
今日は、強風で電車が止まっていました。 国鉄がJRになって、「改革だ」と喜んでいた向きもありますが、車両や線路の保守点検の方は当時より相当数減らされているようです。 それに、あれはどうなったんでしょう? 素朴な疑問なんですけど、JRは民間の会社ですわね。 簡保の宿が話題になりましたね。 とかなんとか、言うて、やっぱり休み明けは体がえらい、えらい。
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2009.3.20 |
先月、大学時代の友人が「八朔」(はっさく)を送ってくれました。 八朔は夫婦とも大好物なんで、いつも美味しくいただいているんですけど、みかん農家は労多くして見入りは少ない、ほんまに苦労なようです。 「輸入物に押されてんのに、この不景気やろ。やっぱり、食べんとこ、と思うやろからなぁ」 この前は、「青森りんごが、雹害で出荷できず。 りんご農家呆然」の記事を連れ合いと読んで、 我が家も、もともとは百姓ですから。 連れ合いともよく話しているのは、やっぱり地産地消。 地元の農産物を、地元の消費者が作っていく。安心安全で美味しいものを、みんなで作っていきましょう。 |
2009.3.18 |
今日は、うちの母親の話です。まあ、ちょっと聞いてくださいませんか? よう、しゃべるんですわ! しかも、話が要領をえんし、長〜い長い! 「あっ!留守番電話が点滅してるわ!誰やろ? ポチっと・・・」 プツっ・・・・・・。 なんのこっちゃ、さっぱりわからんやんか。今日のえらいことはなんやったんや。 <<2番目のメッセージです。3月18日、午後2時50分>> 「もしもし、お母さん。」 プツっ・・・・・・。 ・・・そやから、言うてるのに〜! 切れてしもたやんかいな。 <<3番目のメッセージです。3月18日、午後2時55分>> 「もしもしぃ、なんや、すぐに切れてしまうから、もう、しゃべれへん!」 【おい、いつまでしゃべっとんどいや! 隣保の寄り合いに行くど】 プツっ・・・・・・。 ツーツーツーツー。 結局、「その日あった(えらいこと)」も「僕のことから、話題が移った(なんやかんやあったこと)」も、「ほんま(業わくこと)」も、「お父ちゃんのこの前の(せっかちなこと)」も、何一つとして解明されなかったのである。 後日、「あの時、何が言いたかったん?」と聞くと、 4つの事件の糸は、ここでぷっつりと切れてしまった。 我が家の留守番電話は、今日も今日とて、お母ちゃんからの、長長として、要領を得ない話を次々に黙って飲み込むのだ。 |
2009.3.13 |
ネコ事件その3 ネコにおしっこをされ、自分の布団は雨に濡れてしまったので、臨泊室で借りた布団で何日か寝ていたわたし。 「雨ばっかりやなあ。寒いしなぁ。そろそろ自分の布団で寝たいわ」 自分の部屋から出て、トイレに近づいたとき、例の布団を取り入れてくださった先輩がちょうどトイレから出てきました。 そんな布団なんか、捨てたらええのに、と思われるでしょう。 この布団は、捨てられん! 「これで殺菌も出来たやろ」 実は、ネコ事件にはまだまだ続きがあります。でも、今日はこの辺でお開きにしましょう。 |
2009.3.12 |
「ネコ事件」その2 ネコのおしっこでしっぽりと濡れた布団と、その上でじっと寒さに震えながら寝ていた大学生の私・・・。 「なんじゃ、こりゃぁ〜!」 翌朝、燦燦と太陽が輝く、すがすがしい大和路。 大学の講義を終え、クラブの練習をし、アルバイトから帰ってきた夜遅く、先輩から声をかけられました。 「すみませんでした。ありがとうございます」 (注意)臨泊室とは、ベロベロに酔った学生が放り込まれる部屋、外部から来た学生を泊める部屋ことで、そこの布団は汚物にまみれることもしばしばあり、決して美しいとは言えない。 その日からしばらく雨が続き、ネコ布団は外の太陽で干せないまま、階段の手すりにそのままずっと干してあった。そのことが、第3の悲劇を招こうとは、この時点では御釈迦さんでも予想できなかったであろう。 続きは明日! |
2009.3.8 |
以前、噛まないはずの犬に噛まれた事件をお知らせしました。 まず、今日のネコ。前から、家の前にちょこんと座ってこっちの様子を伺ってるなぁ、と思ってたんですよ。 あれは、大学生の頃。前にも申し上げたように、男子寮に住んでいたわたし。 これがネコ事件? そいつらが私らの部屋でネコを可愛がった挙句、2段ベッドの下にあった私の布団にくるんだりして、遊んでたらしい。そんなことは、後で分かったんですけどね。 「んんっ? 今日はやけに布団が冷たいなぁ。 と、気を取り直して、もう一度寝なおそうとしました。 「あれ? それにしても、いつまでもぬくうならんなぁ。おかしいな、んん?」 ふとんに広がる、世界地図、いえネコの縄張り地図・・・・・・。 「なっ、なんじゃ、こりゃー!」 ネコが私の布団で気持ちよくおしっこをしていたのです! この話はまだこれでおわりではない、まだまだ続く。 |
2009.3.7 |
先日、重松清さんの『きみのともだち』をお勧めしました。 荻原浩さんも、私たち夫婦の大のお気に入り作家です。 |
2009.3.4 |
先月、『おくりびと』と『つみきのいえ』がアカデミー賞を取りましたね。 去年観た映画の中で、「良かったな〜」と全く個人的に思っているのが、『きみのともだち』。 あと、『クライマーズハイ』。これは、横山秀夫さんの原作も映画もお勧めです。 日航ジャンボ機墜落は、また書くこともあるかも知れませんが、乗客は「殺された」のだと思います。 |
2009.3.2 |
まだまだ続く、電話の話。 |
2009.3.1 |
電話の話続き。 |
2009.2.28 |
またまた、電話の話。 「もしもし、本の注文をお願いします」 つまり、この方は、出版社を書店さん(もしくは、通販)と間違えているのです。 ごくたまにですが、出版社を書店と思っておられる方からの同様のお電話があります。 お電話いただいた方、決して意地悪でお教えしなかったわけではないんです。 |
2009.2.27 |
イラストレーターの鈴木あきこさんが来社されました。 鈴木さんは京都出身なのと、うちの奥さんと同年輩なのと、悩める中学2年生(うちの場合は甥っ子)がおられるのと、などなどで、とても親近感があります。 私らの中学時代がまさにそれですわ。 奈良県でも、僕らと全く同じ目に合うてた子(全員丸刈り)が、高校生になってから言うてました。 「外出時は、制服着用のこと」 祭りの日は、教師がうようよと見回ってます。あちこちで見かけるんですわ。 もっとも、大学になってから、愛知県出身者に高校の校則を聞いたとき、「ぼくなんぞは、まだまだ甘い。 今日の格言 井の中の蛙 大海知らず そういえば、最近「怒りを通り越して笑っちゃう」とか言うてた、かの御仁を見るたびに、孔子先生の次の言葉を思い出します。 巧言令色鮮なし仁 |
2009.2.26 |
先日、年越し派遣村について書きましたが、派遣村村長の湯浅誠さんの『反貧困』(岩波新書)は、ぜひ読んでいただきたい本です。 『子どもの貧困』には、虐待や非行等と貧困との関連が書かれていて、そうした問題(関連)に目をつぶってきたのでは無いか? と問題提起しています。 さて、厚生労働省が「これからは、保育所を自由に選べる」ようにするらしい。 規制緩和が喧しい頃、「サービスを自由に選べる」というのが大流行。 結局、お金のある方は、今でも自由に何でも選んでいますよね(制度を変えなくても)。 |
2009.2.24 |
藤田浩子さんが風邪のためにお声の調子が悪いとき、お電話でお声を聞いていますと、時々なにやら妙に艶っぽいお声に聞こえるときがあったのです。 まず、社会に出るまでは丁寧語あたりは別にして、がちがちの敬語がほとんど必要ない世界に生きていますから、慣れないのはアル意味仕方なし。 またあるとき、ある金融機関の方は、 わたしも、若い頃は冷や汗で済まない敬語間違いを、何度もしたものです。 目上の、とてもお世話になっている、しかも口うるさい(失礼しました)方に、 電話をしたときのことです。 無理に敬語を使わんでも、誠意が伝わったら、ほんまはええと思います。 *ひいたった・・・私らの地方の方言。 |
2009.2.22 |
花粉症で鬱陶しい毎日を過ごしています。身近にも多いですね。 連れ合いとも言っていたのですが・・・、 水道の水も、そのまま飲んでいたのに、「いやぁ、これはとてもやないけど飲めん!」と思ったときがありました。 |
2009.2.21 |
『蟹工船』つづき。 映画『蟹工船』ではラストに出てこなかった、原作小説の言葉を噛みしめているところです。 「そして、彼らは、立ち上がった。―もう一度!」 |
2009.2.20 |
少し前のことになりますが、ついに映画『蟹工船』を観ました(新宿にて)。 『蟹工船』を書いた小林多喜二は、特高警察によって殺されました。 白土三平さんは、わたしたちの世代には大変懐かしい漫画家です。 |
2009.2.16 |
藤田浩子さんの目の前で、偽者が演じる!の巻 昨日、JPICの講習会にわれらが藤田浩子さんが登場。 「ちょっと、社長さんにもお手伝いいただいて・・・」 他ならぬ尊敬する藤田さんのお願いとあっちゃぁ、断るわけにもいくめぇ。 なんせ、自分で好き勝手にやってますから、しかもご本人を前にやるなんて、冷や汗モノです。 午後の部はさすがに腹も据わり、結構いい加減なことをしゃべくりながら、『のびる絵本 ほしい』を無事演じ終えました! 藤田さんと言う富士山を前にしては、わたしなど若草山くらい、いや、児童公園の砂山みたいなものだと、あらためて富士山の偉大さを思う、2月の神田神保町。 |